金網規格(菱形金網) ひし形金網 (Chain Link Wire Netting) JISG3552
ひし形(菱形)金網製作工程
菱形金網は、ジラスとブレ−ドを使い螺線形成
された線材を編み動作によって菱形に製造され
る金網です。ひし形金網の特徴として、網目の
接合点が溶接金網のように固定された状態でな
い為に、衝撃力に対して吸収機能が発揮できる
事、製品折り畳みが可能なので運搬が便利な事
、不測の破損に対して補修が可能である事があ
げられます。こうした利点から菱形金網は、一
般フェンスや養殖網、落石防止網その他に幅広
く使用されます。菱形金網についての詳細は、
下記をご参照ください。
基本的に受注後に製作するオ−ダ−です。
(NEW) このペ−ジの下部に菱形金網と平織金網をご採用頂いた、都営渋谷東2丁目第2アパ−ト
併存施設 大規模改修工事(2018年) 施工事例の画像と詳細説明を掲載。(2018.04.18)
菱形金網 詳細説明
菱形金網規格 参考デ−タ(重量・螺旋ピッチ・厚み等) 鉄線材としての参考数値
菱形金網規格 参考デ−タ
菱形(ひし形)金網を畳んだ画像
菱形金網は出荷時には左画像のように、たたん
でいます。左下画像のように右へ広げていきま
すと菱形になります。端部は、この画像パタ−
ンでは右下形状のように通常仕上になり螺旋が
からまっただけの製品になります。他の端部の
仕上げ方法は、上記の表をご覧ください。この
画像は、亜鉛メッキ線で製作された金網で線径
は3.2φX50mm目の菱形金網となります。
仮に延べ30mのご注文の場合約10m程度の分
割(左画像)となり、右下画像の右端の螺旋をま
わしながら連結させるイメ−ジとなります。
菱形(ひし形)金網を引き出して開いていく
菱形(ひし形)金網を広げた画像
ひし形金網 完全ナックル仕上画像
上記の通常仕上げの端部を完全ナックルにする
とほつれ防止には最適ですが、巻くとカサが大
きくなってしまいますので、ある程度の長さで
割らないと出荷時に運べない場合もございます
のでご注意ください。
また寸法についても、ひし形の網目の倍数や、
完全ナックルによる交点のふくらみ等で正確
な寸法が出ませんので、余裕を持った寸法で
ご指示いた抱きますようお願いいたします。
菱形(ひし形)金網の水平ナックル仕上げを巻いた画像
菱形(ひし形)金網の水平ナックル仕上げを巻いた端部形状
ビニ−ル被覆線の菱形網の画
像です。端部を水平ナックル
にしているため、たためない
ので大きく巻いた状態になり
、カサがあり混載便出荷の場
合、重量よりも運賃に繁栄さ
れる事になります。
菱形金網の端部処理として『カール仕上げ』にも対応しております。但し、材質や線径により対応で
きない場合がございますので、あらかじめお問い合わせください。
菱形金網端部カ−ル仕上-1
菱形金網端部カ−ル仕上-2
菱形金網端部カ−ル仕上-3
都営渋谷東2丁目第2アパ−ト併存施設 大規模改修工事(2018年) 施工事例
下記画像は、上記大規模改修工事請け負われた
クリステル工業株式会社様(工事ご担当:長
友氏)から御提供頂いた、施工の一連の流れを大量に頂いた画像中から抜粋して御紹介して
います。本物件でご採用頂いた金網は、旧ビニ−ル被覆線製から今回変更されたステンレ
ス(SUS-304)製菱形金網 φ3.2X30mm目と同じく、ステンレス(SUS-304)製の平織金網
φ1.0X4mesh(5.35mm目)です。ご用途としては画像のように落下防止庇で、ツメ付アン
グル枠に菱形金網を設置し、その上に細かい落下物防止に平織金網(5mm目)を取り付けら
れました。菱形金網の端部仕上げは、既設の通り、『水平ナックル』でしたが、施工後談で
『完全ナックル』の方がやり易かったとのお言葉でした。
この物件もそうですが、平織金網では面として強度がない為、比較的しっかりとした菱形金
網や、クリンプ金網、溶接金網などを張った上に細かい織金網を張られる事例が多く有りま
す。
施工前画像(全体画像と旧菱形金網、平織金網撤去作業)
施工前画像(全体画像と旧菱形金網、平織金網撤去作業)
施工後画像(完成全体画像と新規菱形金網と平織金網施工風景)
施工後画像(完成全体画像と新規菱形金網と平織金網施工風景)
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